巻頭座談会 Round-Table Discussion
妊娠と糖尿病
池ノ上 克
1
,
安日 一郎
2
,
鮫島 浩
3
,
杉山 隆
4
1宮崎大学学長
2国立病院機構長崎医療センター産婦人科部長
3宮崎大学医学部附属病院長
4愛媛大学大学院医学系研究科産科婦人科学教授
pp.7-14
発行日 2020年1月20日
Published Date 2020/1/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0055.11.03_0007-0014
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妊娠中の生理的インスリン抵抗性の増大は胎児発育における重要なメカニズムであり,妊娠中の糖代謝異常はインスリン抵抗性とインスリン分泌とのバランスが崩れて母体と胎児の高血糖をきたすと考えられている。本座談会では妊娠と糖尿病が本格的な治療対象と考えられていなかった黎明期から本領域に携わってこられた先生方をお招きし,その歴史的経緯と近年の診断・治療の展開,今後の課題についてご討論いただいた。
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