連載 ドライアイ外来最前線
私のドライアイ診療 ―土屋会八重眼科医院―
八重 康夫
1
1土屋会八重眼科医院
pp.60-63
発行日 2016年10月31日
Published Date 2016/10/31
DOI https://doi.org/10.34449/J0042.11.02_0060-0063
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患者さんの不定愁訴を少しでも減らしたいと考えているうちにドライアイ診療に行きついた。そしてドライアイ研究会に入会したが,その講習会などでの勉強はとても役立っている。日本はドライアイ研究で世界の最先端を進み,数ヵ月で新しい内容が加わっている。坪田教授をはじめ,会を指導して下さる先生方の才能と努力にはいつも敬服している。ドライアイ診療は,多くの要因を検査・観察して,どの治療薬・治療法を選択するかを決定する。医療では同じような治療手順をたどることが多いなか,ドライアイは特にその要因が多岐にわたり,また複雑なため,その治療はオーダーメイド医療といっても過言でない印象を持っている。患者さんの満足度を上げようと日々努力しているが,わからないことも数多くある。本稿は,推論も含めて,現状での私なりに工夫した診療を述べたものである。
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