ドライアイリサーチアワード受賞論文解説
VDT作業を行うオフィスワーカーにおける涙液中MUC5ACの変化
内野 裕一
1
1慶應義塾大学医学部眼科学教室専任講師
pp.36-37
発行日 2016年10月31日
Published Date 2016/10/31
DOI https://doi.org/10.34449/J0042.11.02_0036-0037
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この度は,2015年ドライアイリサーチアワードを拝受させて頂き,心より御礼申し上げます。本アワードを頂きました論文は,ドライアイ研究会が主導し,京都府立医科大学(以下,京都府立医大)と慶應義塾大学(以下,慶應大)のドライアイ共同研究チームによって実施された「Osaka Study」の報告の一部です。論文のタイトルは,「VDT作業を行うオフィスワーカーにおける涙液中MUC5AC の変化:Osaka Study(Alteration of tear mucin 5AC in office workers using visual display terminals: The Osaka Study.)」で,『JAMA Ophthalmology 』に2014年6月5日に掲載されました1)。今回は本論文の簡単な解説だけでなく,どのようにしてOsaka Studyが計画され,臨床研究デザインが作られたか,リアルに解説できればと思います。「key words」ドライアイ,ムチン,MUC5AC,VDT,オフィスワーカー
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