焦点 人間-環境系の看護研究・1
研究
VDT作業と作業姿勢
小西 美智子
1
1愛知県立看護短期大学
pp.426-435
発行日 1991年10月15日
Published Date 1991/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900042
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はじめに
近年における事務作業の機械化は,特定の作業に特定の機械を使用することではなく,広く事務作業全体にVDT(Visual Display Terminal:端末表示装置)に代表される事務機械を使用するようになった。このVDTはその使用方法に問題があると健康障害を起こすことから,その健康障害を予防するために,労働省は昭和60年「VDT作業のための労働衛生上の指針」を出して,VDTを使用する事業所に,作業環境と作業自体の管理方法および健康診断について基準を示した。
VDT作業とはCRT(Cathode Ray Tube),ディスプレイ,キーボード等により構成されるVDT機器を使用して,データの入力,検索,照会等,文書の作成・編集・修正,プログラミング等を行なう作業である1)。
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