Green Club 座談会
緑内障surgeonになるために―手術がうまくなるコツ
山本 哲也
1
,
赤木 忠道
2
,
芝 大介
3
,
中元 兼二
4
1岐阜大学大学院医学系研究科眼科学分野教授
2京都大学大学院医学研究科眼科学講師
3慶應義塾大学医学部眼科学助教
4日本医科大学付属病院眼科講師
pp.31-39
発行日 2016年8月31日
Published Date 2016/8/31
DOI https://doi.org/10.34449/J0024.01.52_0031-0039
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近年,緑内障に対する治療の進歩は目覚ましく,特に外科的治療においては,これまで線維柱帯切開術(トラベクロトミー)と線維柱帯切除術(トラベクレクトミー)が基本でしたが,低侵襲のminimally invasive glaucoma surgery(MIGS)やトラベクレクトミーの合併症を軽減し得るエクスプレスTM シャントなどが開発され,またチューブシャント手術が保険適応となるなど,症例や病期に応じて術式を選択することが可能な時代となりました.眼科では1人の患者さんの内科的治療も外科的治療も担当でき,適切なタイミングで手術を行い患者さんの見え方を守ることで生活の質(QOL)の維持に大きく貢献します.今回は,緑内障surgeonとして豊富な経験をもつ先生方にお集まりいただき,修業時代の実体験も踏まえ,手術がうまくなるコツについてお話しいただきました.
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