連載
ホルモンQ&A
山崎 玲奈
1
1金沢大学医薬保健研究域医学系産科婦人科学臨床准教授
pp.71-74
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.29.04_0071-0074
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発育卵胞の顆粒膜細胞から産生される抗ミュラー管ホルモン(anti-Müllerianhormone;AMH)は,卵巣予備能の重要なバイオマーカーとして広く使用されている1)。がん化学療法を受けた女性患者では,妊孕性低下や早発卵巣不全(primary ovarian insufficiency;POI)のリスクが高いが,化学療法後数ヵ月〜数年にわたって卵巣,月経機能の回復の可能性があるため,POIや妊孕性の予測がしにくい問題がある。
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