SPECIAL ISSUE 膠原病領域における進行性肺線維症診療の現在地と将来の展望
1.進行性肺線維症の定義と判定基準
妹尾 高宏
1
,
川人 豊
2
1京都府立医科大学大学院医学研究科免疫内科学 助教
2京都府立医科大学大学院医学研究科免疫内科学 病院教授
キーワード:
PPF
,
PF-ILD
,
CTD-ILD
,
進行性肺線維症
,
線維性ILD
Keyword:
PPF
,
PF-ILD
,
CTD-ILD
,
進行性肺線維症
,
線維性ILD
pp.6-10
発行日 2026年5月20日
Published Date 2026/5/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.43.02_0006-0010
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近年、特発性肺線維症(IPF)以外の間質性肺疾患(ILD)においても、進行性線維化を呈し予後不良となる症例が認識され、疾患名ではなく疾患挙動(disease behavior)に着目した概念として進行性肺線維症(PPF)が提唱された。PPFはINBUILD試験におけるPF-ILD概念を基盤に、2022年のATS/ERS/JRS/ALAT国際診療ガイドラインで整理された臨床指針であり、症状、生理学的指標、画像所見を組み合わせて進行を同定する。PPFは単なる診断名ではなく、「治療再設計のトリガー」となる疾患横断的な概念であり、膠原病に伴うILD(CTD-ILD)において進行性線維化を早期に捉え、免疫抑制療法や抗線維化療法の最適化を図るうえで重要である。本稿ではPPFの定義、複数基準の関係性、およびCTD-ILD診療における臨床的意義について概説する。

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