連載 学会レポ―ト
第88回日本循環器学会学術集会を振り返って
平田 健一
1
1神戸大学大学院医学研究科循環器内科学分野 教授
pp.50-51
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.41.03_0050-0051
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第88回日本循環器学会学術集会(JCS2024)は、2023年3月8日(金)~10日(日)にかけて、神戸国際会議場、神戸ポートピアホテル、神戸国際展示場において現地開催いたしました。今回、17,000人を超える数多くの方に参加いただき、現地は多くの参加者で賑わいました。ポスター会場や双方向性で討論するセッションなど参加者が熱く議論する光景が数多くみられ、学術集会の熱気が戻ってきたと実感しました。年次学術集会は、日本循環器学会の柱となる事業の一つであり、多くの会員が一堂に会し、循環器学にかかわる英知を集め、交流を深めるうえで大きな意義があります。新型コロナウイルス感染症の影響で、2019年以来会員の相互交流や若手の発表機会に大きな支障をきたしていましたが、今回の学術集会は、単にコロナ禍前に戻るのではなく、学術集会の原点に立ち返って未来の循環器学へとつなげる契機となることを目指して、「未来につなげる循環器学 -循環器病克服への挑戦-」をテーマとして次世代を担う若い皆さんの刺激になるプログラムを企画し、一般演題やポスターなど対面での発表と活発な議論をしていただけるように心がけました。
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