連載 医学・薬学 人物往来
第2回 内科と小児科の融合
森 雅亮
1
,
川畑 仁人
2
1聖マリアンナ医科大学 リウマチ・膠原病・アレルギー内科 教授/東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 生涯免疫難病学講座 教授
2聖マリアンナ医科大学 リウマチ・膠原病・アレルギー内科 主任教授
pp.68-71
発行日 2024年6月10日
Published Date 2024/6/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.41.02_0068-0071
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川畑 今回は森雅亮先生にお越しいただき、私たちが始めた「内科と小児科の融合」という新しい試みについてお話を伺いたいと思います。まずは先生のこれまでの診療・研究のご経験をご紹介いただけますでしょうか。森 もともと私は小児科医で、小児感染症と小児リウマチという、メジャーとマイナーな分野を専門としており、どちらも自分のライフワークだと考えております。実は、小児リウマチは稀だからこそ専門医がいないという状況があり、子どもたちは学校を休みながら通院しなければいけなかったのですが、それが正しいとは思えませんでした。ですから、私たちが小児リウマチの診療で確立してきたものを勉強しにきて、2年ほど勉強してからその地域に帰っていただいて、そこで核となりまた若い先生たちを育てていくというサイクルを作り、日本全国で小児リウマチが診られる施設をできるだけ増やすことに注力してまいりました。
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