特集 頭痛診療のパラダイムシフト
新型コロナ感染症(COVID-19)と頭痛
柏谷 嘉宏
1
,
竹島 多賀夫
2
1富永病院脳神経内科 副部長
2富永病院副院長/脳神経内科部長/頭痛センター長
キーワード:
新型コロナ感染症(COVID-19)
,
国際頭痛分類第3版
,
ACE2“受容体”
,
無臭覚症
,
mRNAワクチン
Keyword:
新型コロナ感染症(COVID-19)
,
国際頭痛分類第3版
,
ACE2“受容体”
,
無臭覚症
,
mRNAワクチン
pp.51-56
発行日 2021年9月20日
Published Date 2021/9/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.39.09_0051-0056
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2019年12月に中国・武漢市で患者が発見された新型コロナウイルス感染症は2020年2月11日,世界保健機関(WHO)によりCOVID-19(coronavirus disease 2019)と命名された。原因となるウイルスは,国際ウイルス分類委員会(International Committee on Taxonomy of Viruses:ICTV)により,重症急性呼吸器症候群(severe acute respiratory syndrome:SARS)を引き起こすコロナウイルス(SARS-CoV)の同類種であるとしてSARS-CoV-2と名付けられた。このウイルス属には,2012年に中東で出現が認められた中東呼吸器症候群(middle east respiratory syndrome:MERS)の原因ウイルスであるMERS-CoV,2003年に中国で出現が認められたSARS-CoV-1,かぜ症候群の原因ウイルスであるHCoVOC43などのヒトコロナウイルスが含まれる。「KEY WORDS」新型コロナ感染症(COVID-19),国際頭痛分類第3版,ACE2“受容体”,無臭覚症,mRNAワクチン
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