特集 頭痛診療のパラダイムシフト
漢方薬を用いた頭痛診療
光藤 尚
1
,
山元 敏正
2
1埼玉医科大学脳神経内科
2埼玉医科大学脳神経内科 教授
キーワード:
頭痛
,
漢方薬
,
副作用
Keyword:
頭痛
,
漢方薬
,
副作用
pp.47-50
発行日 2021年9月20日
Published Date 2021/9/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.39.09_0047-0050
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東洋医学と西洋医学とは異なる理論で診療を行うことから,西洋医学を修めたわれわれにとって,何か異質のものと考えがちであるが,わが国の漢方診断では画像診断や血液・生化学的所見などの西洋医学と組み合わせて用いるという考え方が一般的である1)。大塚敬節の呉茱萸湯に関する記述を読むと,東洋医学的な診察でも,国際頭痛分類第3版の片頭痛の診断と同じであることがご理解いただけると思われるので,まず大塚敬節の呉茱萸湯の記述を紹介した上で,頭痛に使用する主な漢方薬と,漢方薬使用の際の注意点について解説する。「KEY WORDS」頭痛,漢方薬,副作用
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