特集 小児リウマチ性疾患の診療~これまでのエビデンスに基づく最近の知見~
自己炎症性疾患 ~CAPS,家族性地中海熱,TRAPS,高IgD症候群~
西小森 隆太
1
1久留米大学医学部小児科 准教授
キーワード:
自己炎症性疾患
,
クリオピリン関連周期熱症候群
,
家族性地中海熱
,
TRAPS
,
高IgD症候群
Keyword:
自己炎症性疾患
,
クリオピリン関連周期熱症候群
,
家族性地中海熱
,
TRAPS
,
高IgD症候群
pp.57-61
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.37.07_0057-0061
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自己炎症性疾患は炎症を主病態とする疾患群で,主として遺伝性疾患を含む。2017年,厚生労働省自己炎症性疾患ガイドライン班では,Mindsに準拠した『自己炎症性疾患ガイドライン2017』を作成した1)。網羅的な文献検索と自己炎症性疾患の専門家,患者代表,医療経済の専門家など,自己炎症性疾患に関わる方々の参加により自己炎症性疾患6疾患について作成されたものである。本総説では,クリオピリン関連周期熱症候群,家族性地中海熱,TNF受容体周期性症候群,高IgD症候群について,ガイドラインのポイントを中心に解説する。なお,同ガイドラインは,Minds,小児リウマチ学会,自己炎症性疾患のサイトの各ウェブサイトより入手可能である。「KEY WORDS」自己炎症性疾患,クリオピリン関連周期熱症候群,家族性地中海熱,TRAPS,高IgD症候群
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