特集 多発性硬化症診療最前線
再発予防・進行抑制療法 経口内服治療
新野 正明
1
1北海道医療センター臨床研究部 部長
キーワード:
多発性硬化症
,
疾患修飾薬
,
経口
,
再発予防
Keyword:
多発性硬化症
,
疾患修飾薬
,
経口
,
再発予防
pp.31-35
発行日 2018年3月20日
Published Date 2018/3/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.36.03_0031-0035
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多発性硬化症(multiple sclerosis;MS)における疾患修飾薬(disease modifying drug;DMD)の進歩には目覚ましいものがある。以前は注射薬しかなかったが,その後,経口DMDが加わり,MS患者にとっては選択の幅が広がった。一方,経口DMDを含め,それぞれのDMDをどのような患者に選んでいくか,難しい課題を医療者側に投げかけている。ここでは,わが国初のMSに対する経口DMDであるフィンゴリモド(fingolimod),その後2016年に認可されたフマル酸ジメチル(dimethyl fumarate;DMF),さらにわが国では認可されていないが,欧米では認可されているテリフルノミド(teriflunomide)といった経口DMDに焦点を当てて概説する。「KEY WORDS」多発性硬化症/疾患修飾薬/経口/再発予防
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