連載 一目でわかるクリニカルレシピ
変形性関節症の食事
長谷川 徹
1
1川崎医科大学脊椎・災害整形外科学教授
pp.68-71
発行日 2017年6月20日
Published Date 2017/6/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.35.06_0068-0071
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変形性関節症(OsteoArthritis;OA)は、膝や足の付け根・肘・肩などの関節に痛み・腫れなどの症状がみられ、様々な原因により関節の変形をきたす病気の総称です。男女比・発症年齢については45歳以下では男性に多く、55歳以上では女性に多く(Kellgren, 1950年)見られます。65歳以上では男性で58%、女性で68%と女性が多くなります(Lawrence, 1963年)。特に変形性膝関節症(KOA)については、肥満と職業要因や、低ビタミンK摂取との関連、要介護予防にとって重要な疾患である肥満、高血圧、脂質異常、耐糖能異常の数が増すほど、KOAの頻度が増すこともわかっています(吉村ら、2011年)。
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