特集 摂食調節機構とその破綻に伴う疾患群
メタボ健診の現状とこれまでの効果
村本 あき子
1
1あいち健康の森健康科学総合センター健康開発部長
キーワード:
特定健診・特定保健指導
,
メタボリックシンドローム
,
生活習慣改善支援
,
減量目標
Keyword:
特定健診・特定保健指導
,
メタボリックシンドローム
,
生活習慣改善支援
,
減量目標
pp.33-37
発行日 2016年5月20日
Published Date 2016/5/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.34.05_0033-0037
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「はじめに」特定健診・特定保健指導制度では,健診・保健指導にメタボリックシンドローム(MetS)の概念が導入され,健診は生活習慣改善に向けた働きかけをする機会として位置づけられた1)。健診結果から,主にMetSあるいはMetS予備群該当と判定された者を対象として保健指導を実施するため,通称「メタボ健診」と呼ばれるものである。当制度の開始により健診に関するナショナルデータベースが構築され,マクロ的視点をもった分析が可能になった。また,多数の研究などによって特定保健指導の評価が行われ,生活習慣改善支援による生活習慣病予防・改善効果が示されている。ここでは,特定健診・特定保健指導制度の概要,支援の実際,特定保健指導の効果と課題について述べる。「KEY WORDS」特定健診・特定保健指導,メタボリックシンドローム,生活習慣改善支援,減量目標
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