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今月の特集2 健診・人間ドックと臨床検査
特定保健指導が臨床検査値に与える影響
The effect of specific health guidance on clinical laboratory values
今渡 龍一郎
1,2,5
,
岩崎 美代
3
,
津崎 香理
4
,
中山 由紀子
4
,
藤本 裕司
5
1北九州市小倉医師会
2今渡循環器科内科医院
3北九州市小倉医師会健診センター
4北九州市保健福祉局健康推進課
5北九州市医師会
キーワード:
特定健診・特定保健指導
,
メタボリックシンドローム(MetS)
,
臨床検査値
,
慢性腎臓病(CKD)
,
推算糸球体濾過量(eGFR)
Keyword:
特定健診・特定保健指導
,
メタボリックシンドローム(MetS)
,
臨床検査値
,
慢性腎臓病(CKD)
,
推算糸球体濾過量(eGFR)
pp.564-570
発行日 2015年6月15日
Published Date 2015/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200340
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Point
●特定保健指導の実施により,6カ月後体重・腹囲は積極的支援で2.0kg・2.0cm,動機付け支援で1.3kg・1.3cm減少した.
●体重・腹囲の減少率に比例して,血圧高値・脂質異常症・高血糖や肝機能異常を表す臨床検査値の改善幅が大きくなる.特定保健指導による当面の目標減量率を3〜5%にすることが望ましい.
●健診受診者が血糖高値を有する場合は,推算糸球体濾過量(eGFR)のみでの慢性腎臓病(CKD)の診断に注意を要する.
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