特集 ちょっと待って! 論文を書く前に知っておきたいことABC
Ⅲ.書く前に少し考えてみよう
AIと論文の “微妙な関係”
浜本 隆二
1
1国立がん研究センター研究所医療AI研究開発分野
キーワード:
AI活用
,
再現可能性
,
研究倫理
,
報告基準
,
ハルシネーション
Keyword:
AI活用
,
再現可能性
,
研究倫理
,
報告基準
,
ハルシネーション
pp.560-566
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000002273
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SUMMARY
▷AIは英文作成支援にとどまらず,研究計画から公開後の評価までを横断的に補助し,効率と品質の双方を高める.
▷文献検索・データ前処理・解析・可視化・査読対応は,AIにより再現可能なワークフローとして標準化できる一方で,査読におけるAIの使用は,守秘義務や開示要件により制限・禁止される場合もあり,運用は統一されていない.
▷境界線の原則としてAIは著者ではない.利用は具体的に開示し,人間が最終責任を負う.あわせて,適切な匿名化・画像処理,情報リーク防止,虚偽(ハルシネーション)引用の検証を徹底する.
▷AIは思考の代替ではなく,人間の判断と推論を補助する支援ツールとして位置づけるべきである.

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