特集 今さら聞けない臨床現場のAI—結局何に使えるの?
【各論 具体的なAIの臨床応用事例】
❺医療AIチャットボットの可能性
松井 健太郎
1
1国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部
キーワード:
医療AIチャットボット
,
セルフケア
,
行動変容
,
ハルシネーション
Keyword:
医療AIチャットボット
,
セルフケア
,
行動変容
,
ハルシネーション
pp.392-395
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360040392
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人工知能(artificial intelligence:AI)技術、特に大規模言語モデル(large language model:LLM)の進化は、医療分野に新たな変革の波をもたらしている。そのなかでもAIチャットボットは、患者との対話を通じて情報提供、行動変容支援、モニタリングを行うツールとして注目されている。特に、患者が自らの健康を主体的に管理する「セルフケア」の領域において、その期待は大きい。24時間365日、個別化されたサポートを提供できるチャットボットは、患者教育の質の向上、慢性疾患の日常的な管理、さらには予防医療への意識向上に貢献する可能性がある。
本稿では、一般医療領域におけるAIチャットボットの活用事例から、近年特に注目される精神科領域での応用、そしてその普及に伴う倫理的安全性の課題について概観し、セルフケアを支える「信頼されるAI」の未来像を探る。

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