特集 臓器別に斬る小児の感染症 最適な抗菌薬の選択と期間とは?
Ⅱ 各論
2 骨・関節
骨髄炎
春田 一憲
1
1名古屋大学大学院医学系研究科小児科学/成長発達医学
pp.66-70
発行日 2024年10月20日
Published Date 2024/10/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001278
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サマリー
1 感染臓器:
骨(骨髄) 好発部位:大腿骨,脛骨
2 想定する微生物:
黄色ブドウ球菌,A群溶血性レンサ球菌
3 提出すべき検査:
血液培養,穿刺液培養,骨培養
4 経験的治療:
セファゾリンの経静脈的投与
5 標的治療:
MSSA,K. kingae:セファゾリンの経静脈的投与
MRSA:バンコマイシンの経静脈的投与
B群溶血性レンサ球菌,A群溶血性レンサ球菌,肺炎球菌:アンピシリンの経静脈的投与
6 治療効果判定:
解熱や痛み,発赤,腫脹の改善など臨床的改善
7 Oral switch:
条件を満たした場合に可能
8 治療期間:
4~6週間
9 参考となる成書やガイドライン:
文献1),2)
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