今月の主題 臓器感染症へのアプローチ
皮膚・軟部組織・骨感染症
骨髄炎
青木 眞
1
1国立国際医療センター国際医療協力局AIDS医療情報室
pp.94-95
発行日 1997年1月10日
Published Date 1997/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904337
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ポイント
●年齢,臨床経過(急性対慢性),危険因子(麻薬中毒,人工骨頭など)といった臨床状況と起炎菌の関係を理解すると診療上便利である.
●瘻孔から得られる検体は汚染しており,培養には適さない点に注意を払う.瘻孔からの検体の培養結果をうのみにすると,汚染菌,定着菌を治療することになる.
●骨シンチ(Tc99m)が病初期から異常を示すが,特異性の点で問題が多いとされる(骨髄炎が存在しなくても異常を示す).
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