特集 周産期感染症2026
新生児からみた周産期感染症
2.臨床編―各論 疾患部位からみた新生児感染症
119.関節炎・骨髄炎
須賀 健一
1
Kenichi Suga
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター周産期母子医療センター新生児部門
キーワード:
新生児化膿性関節炎
,
新生児骨髄炎
Keyword:
新生児化膿性関節炎
,
新生児骨髄炎
pp.546-549
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002535
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はじめに
新生児の化膿性関節炎および骨髄炎は,細菌感染によって関節または骨に急性炎症を生じる疾患である。免疫機構が未熟なため,骨端軟骨(骨端部成長板)または滑膜が傷害され,重篤な後遺症を残す可能性がある1)。新生児においては化膿性関節炎と骨髄炎は合併することが多い。頻度は稀であるが,いずれも整形外科的緊急疾患であり,早期診断および治療開始が機能予後を左右する。おむつ替えのときなどに患肢を動かさないことが診断の契機となることがあり,注意深い観察が必要とされる。多くは血行性感染であり,併発する敗血症により全身状態が悪化し,致死的経過をたどる場合もある2)。

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