特集 小児の治療方針
3 感染症
総 論
尿路感染症
田中 絵里子
1
1杏林大学小児科学教室
pp.121-124
発行日 2023年4月15日
Published Date 2023/4/15
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000179
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小児の発熱では常に尿路感染症の可能性を念頭におく.上部尿路感染症では腎瘢痕をきたす危険性があるため速やかな診断と治療が必要である.確定診断は尿中の細菌検出によるが,尿中白血球増多など検尿異常があれば本疾患を疑い,尿培養を採取し抗菌薬治療を開始する.原因に先天性腎尿路異常や機能性排便排尿障害の合併頻度が高い.
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