特集 産婦人科の大ピンチずかん2
【Ⅱ.婦人科領域での大ピンチ】
9.婦人科腫瘍手術前の大ピンチ―高度肥満患者における術前の治療戦略―
高島 明子
1
1東邦大学医療センター佐倉病院産婦人科
キーワード:
肥満関連健康障害
,
減量・代謝改善手術(bariatric and metabolic surgery:BMS)
,
子宮内膜がん
Keyword:
肥満関連健康障害
,
減量・代謝改善手術(bariatric and metabolic surgery:BMS)
,
子宮内膜がん
pp.1000-1004
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001822
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
要旨
肥満症患者は複数の肥満関連健康障害を持つことが多く,全身麻酔や手術に伴う危険性や周術期合併症に対して注意が必要である.肥満関連健康障害を有する場合に,手術までに減量と合併症の改善が必要になる場合がある.悪性腫瘍の患者においては速やかな減量が求められられるため,減量・代謝改善手術(bariatric and metabolic surgery:BMS)が有効である.
肥満症に対する外科的治療は,減量と代謝改善を目的とし,特に2型糖尿病など代謝関連疾患などの合併症に対して効果が示されている.減量・代謝改善手術では外科,内科,麻酔科,メンタルヘルスなど多職種のチーム医療が重要で,術前から術後までの長期的な管理が必要である.本稿ではBMI 35以上の重症肥満により経腟検査と手術が困難な場合の対処法について,BMSを含めて述べる.

Copyright © 2026, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.

