特集 知っておきたい!女性医学のトピック14
【Ⅳ.漢方薬とプラセンタ製剤】
13.更年期障害の酸化ストレス的側面とメルスモン®治療の可能性
田辺 晃子
1
1医療法人jMOG田辺レディースクリニック
キーワード:
更年期障害
,
メルスモン®
,
酸化ストレス
Keyword:
更年期障害
,
メルスモン®
,
酸化ストレス
pp.564-570
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001706
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要旨
更年期障害の症状のなかには,ホルモン補充療法に限らず代替医療,補完医療で改善するものを多く経験する.一方,メルスモン®は更年期障害を保険適用病名にもっていながらガイドラインで推奨されることがないが,実臨床ではメルスモン®治療を望む患者が多いのも事実である.閉経後は酸化ストレスマーカーの1つである血清中過酸化脂質濃度が上昇しhot flashの重症度と相関するという報告がある.さらに,ラットやヒト皮膚線維芽細胞を用いたin vivo,in vitro研究報告から,メルスモン®は抗酸化能力をもつことが確認された.つまり,更年期障害の修飾因子に酸化ストレスが関与し,メルスモン®がもつ抗酸化能力が治療効果メカニズムの1つである可能性がある.本稿は,更年期障害の酸化ストレス的側面とメルスモン®治療の可能性について文献的に考察し,第40回日本女性医学学会学術集会(学術集会長 寺内公一先生)のランチョンセミナーで講演したものを報告するものである.

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