特集 知っておきたい!女性医学のトピック14
【Ⅱ.更年期への対応】
5.原発性多汗症と更年期の発汗障害
藤本 智子
1
1池袋西口ふくろう皮膚科クリニック
キーワード:
更年期障害
,
多汗症
,
頭部・顔面多汗症
,
VMS
Keyword:
更年期障害
,
多汗症
,
頭部・顔面多汗症
,
VMS
pp.509-516
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001697
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要旨
更年期における発汗異常は,血管運動症状(vasomotor symptoms:VMS)の症状の一部としてとらえられQOLを低下させるが,評価方法は確立していない.発汗は体温調節に必須の生理現象である一方,その量や発現状況が許容範囲を逸脱すれば疾患と認識される.近年,原発性局所多汗症は「汗の量」でなく「患者の困りごと」や「QOL障害」に基づき評価,治療対象となった.更年期の発汗異常は原発性多汗症や発汗異常を伴うその他疾患との鑑別を要する.本稿では,発汗の基礎から原発性局所多汗症の診断・治療,更年期の発汗と鑑別疾患について触れたい.

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