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Obstetrics and Gynecology Volume 92, Issue 5 （May 2025）

産科と婦人科 92巻5号（2025年5月発行）

Japanese English

原著

当院における早期子宮体がんに対する低侵襲手術の長期予後 Long-term oncologic outcomes of minimally invasive surgery for early-stage endometrial cancer 秋田寛佳 ^1,2 , 池田芳紀 ^1,3 , 茂木一将 ¹ , 服部諭美 ¹ , 玉内学志 ¹ , 横井暁 ¹ , 芳川修久 ¹ , 西野公博 ^1,4 , 新美薫 ¹ , 中村智子 ¹ , 大須賀智子 ¹ , 梶山広明 ¹ ¹名古屋大学産婦人科 ²小牧市民病院産婦人科 ³春日井市民病院産婦人科 ⁴名古屋大学医療行政学キーワード：子宮体がん , 予後 , 腹腔鏡 , ロボット , 低侵襲手術 Keyword: 子宮体がん , 予後 , 腹腔鏡 , ロボット , 低侵襲手術 pp.575-581

発行日 2025年5月1日 Published Date 2025/5/1

DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001194

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要旨

　当院で実施した早期子宮体がんに対する低侵襲手術例の長期予後を検討した．2010年4月～2020年3月までに子宮体がん（類内膜癌Grade1または2，かつ筋層浸潤がないか1/2未満）と術前診断した218例を診療録より後方視的に調査し，低侵襲手術群111例（ロボット支援下24例・腹腔鏡下87例）と開腹手術群107例を比較した．5年疾患特異的生存率は低侵襲手術群97.1%（観察期間中央値60カ月），開腹手術群99.0%（64カ月）と有意差を認めなかった．