特集 女性のライフコース疫学研究「日本ナースヘルス研究(JNHS)」のすべて
10.日本人女性におけるエクオール産生能
井手野 由季
1
1群馬大学食健康科学教育研究センター
キーワード:
大豆イソフラボン
,
エクオール
Keyword:
大豆イソフラボン
,
エクオール
pp.556-559
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000703
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要旨
エクオールは大豆イソフラボンのなかでも高いエストロゲン様作用を有するが,すべての人がエクオールを産生できるわけではなく,また世界的に確立されたエクオール産生者の定義もなかった.そこで日本ナースヘルス研究(JNHS)では,日本人女性の日常生活下でのエクオール産生能を評価するために,「尿中のダイゼイン濃度に対するエクオール濃度の比を対数変換した値=−1.42」というカットオフ値を提案した.この定義を解説するとともに,日常生活下で収集した尿検体を利用したJNHSサブ研究を紹介する.
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