特集 これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
第2章 各論
A 生殖内分泌
14 男性不妊症
辻村 晃
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科
pp.183-188
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000652
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薬剤選択のポイント
原則的には,特発性乏精子症や精子無力症のうち,正ゴナドトロピン性もしくは低ゴナドトロピン性の患者がホルモン療法の適応となる.
クロミフェンクエン酸塩が2022年4月より,「乏精子症における精子形成の誘導」に対して保険適用となった.
低ゴナドトロピン性性腺機能低下症に対する男性不妊症(無精子症,高度乏精子症)に対してはゴナドトロピン療法〔ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン・ホリトロピン アルファ(遺伝子組換え)〕の有用性が示されている.
アロマターゼ阻害薬は海外での使用報告は多いが,いまだエビデンスが乏しく日本での使用例は限られている.
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