特集 日常診療にどう活かす!? 『高血圧管理・治療ガイドライン2025』
高血圧の基礎知識アップデート
高血圧の成因と臓器障害
柴田 茂
1
1帝京大学医学部内科学講座
キーワード:
遺伝要因
,
環境要因
,
加齢
,
食塩感受性
,
圧利尿反応
Keyword:
遺伝要因
,
環境要因
,
加齢
,
食塩感受性
,
圧利尿反応
pp.535-543
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001807
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伝えたいメッセージ
・高血圧は日本人の国民病であり,脳心血管病や慢性腎臓病を介して健康を大きく損なうため,生涯にわたる血圧管理が不可欠である.
・本態性高血圧の発症には,遺伝要因をベースに食塩の摂取,カリウム摂取不足,肥満などの環境要因が複合的に作用し,腎臓や血管,交感神経系の調節異常を通じて血圧を上昇させる.
・家族性高血圧の研究から始まった高血圧の遺伝的解析は,多数の血圧関連遺伝子座の同定や遺伝リスクスコアの構築へと進展しており,個別化診療への応用が期待される.
・加齢に伴う血圧の上昇は生活環境の影響が大きく,先進国型の生活習慣がその加速因子となる可能性が指摘されている.

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