特集 日常診療にどう活かす!? 『高血圧管理・治療ガイドライン2025』
ねらい
苅尾 七臣
1
1自治医科大学内科学講座循環器内科学部門
pp.517-517
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001802
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高血圧は,脳卒中,心筋梗塞,心不全,大動脈解離など重篤な循環器疾患の発症リスクのみならず,慢性腎臓病や認知症など加齢にかかわる慢性疾患の進展リスクになることは広く知られています.また,これまでの数多くの臨床研究により,降圧によりこれらの疾患のリスクが低下することが証明されています.しかし,わが国の高血圧人口4,300万人のうち,血圧が良好にコントロールされている者の割合は27%に過ぎません.さらに,わが国で家庭血圧を指針にした血圧コントロールが推奨されて久しくなりますが,早朝家庭血圧が130/80 mmHg未満にコントロールされている者の割合は,わずか30%未満です.これが,わが国の高血圧診療の愕然とする現状です.この現状を受け,日本高血圧学会では,「血圧朝活」キャンペーンを開始しました.

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