特集 在宅医療アップグレード2025
訪問系サービスとの多職種連携
簡易懸濁法による薬剤投与の理論と実際
青木 学一
1
,
餅原 弘樹
2
1北里大学薬学部 薬物治療学IV/北里大学メディカルセンター薬剤部
2のぞみの花クリニック
キーワード:
簡易懸濁法
,
嚥下障害
,
経管投与
,
在宅医療
Keyword:
簡易懸濁法
,
嚥下障害
,
経管投与
,
在宅医療
pp.575-579
発行日 2025年5月1日
Published Date 2025/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001354
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Headline
・簡易懸濁法は,錠剤やカプセル剤を,そのままカップなどの器具に入れ,約55℃のお湯に5~10分放置し,崩壊・懸濁させて経管投与する方法である.医療現場において,簡易懸濁法により経管投与する機会が増えてきている.
・簡易懸濁法は,粉砕した薬剤を投与する方法(粉砕法)に比べて様々なメリットがある.しかし,安全かつ確実な簡易懸濁法を実施するためには,正しい知識と手技を身につける必要がある.
・在宅医療の現場での実例と工夫,医師と薬剤師の連携のポイントを知り活用することにより,在宅医療での簡易懸濁法のさらなる普及が望まれる.

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