特集 器質的疾患と心因性疾患を見極める 診断推論ストラテジー
各論 症候別診断推論ストラテジー
体重減少―思春期の意図しない食事摂取量の制限による体重減少―
宮森 大輔
1
1広島大学病院総合内科・総合診療科
キーワード:
体重減少
,
神経性やせ症/神経性無食欲症
,
摂食障害
,
器質的疾患と心因性疾患の鑑別
Keyword:
体重減少
,
神経性やせ症/神経性無食欲症
,
摂食障害
,
器質的疾患と心因性疾患の鑑別
pp.445-448
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001312
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Point
・意図しない体重減少は,6~12か月で5%以上の減少が診断の契機となる.
・器質的疾患(がん,甲状腺機能亢進症,糖尿病など)と心因性疾患(摂食障害,うつ病など)の鑑別が重要であり,総カロリー摂取量の低下の有無を確認する.
・体重減少に加えて,カロリー摂取の制限,食事への強いこだわり,体重増加への無関心などは,神経性やせ症を示唆する所見である.
・早期介入と定期的なフォローアップによるラポールの形成を行いつつ,摂食障害のラベリングを避けることは,治療において有効である.

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