特集 検体検査のポイントとピットフォール 診察室にこの1冊
A.スクリーニングに用いる検査
8.CH50,C3,C4[免疫学的検査]
山田 俊幸
1
1自治医科大学臨床検査医学
pp.44-45
発行日 2025年3月24日
Published Date 2025/3/24
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001215
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Summary
1.尿検査異常から腎糸球体疾患が疑われる場合や,自己免疫疾患が疑われる場合に検査され,補体の消費を反映した測定値の低下をもって診断の絞り込みができる.
2.全身性エリテマトーデスなどの免疫複合体病では,補体の低下の程度をもって免疫異常の活動性が評価できる.
3.炎症性疾患で増加すること,肝疾患で低下することに注意したい.また,欠損症の頻度は低い.
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