特集 検体検査のポイントとピットフォール 診察室にこの1冊
A.スクリーニングに用いる検査
2.PT,APTT,フィブリノゲン[血液学的検査]
山田 真也
1
,
朝倉 英策
1
1金沢大学附属病院血液内科
pp.16-21
発行日 2025年3月24日
Published Date 2025/3/24
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001209
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
1.プロトロンビン時間(PT)は外因系+共通系凝固因子(第VII,X,V,II,I因子)を反映した検査である.
2.活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)は内因系+共通系凝固因子(第XII,XI,IX,VIII,X,V,II,I因子)を反映した検査である.
3.フィブリノゲンは産生亢進病態で高値,消費亢進や産生低下病態で低値となる.
4.PT,APTT,フィブリノゲンの検査を組み合わせることで多くの疾患や病態を鑑別できる.

Copyright © 2024, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.