検査室の用語事典・10
血液学的検査
寺田 秀夫
1
1聖路加国際病院内科臨床病理科
pp.1160-1161
発行日 1972年10月15日
Published Date 1972/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907793
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59)6-Mercaptopurine(6-MP);6メルカプトプリン
急性骨髄性白血病に対して最も有効な薬剤の1つで,プリン拮抗剤に属し細胞内でチオイノシン酸(thioinosinic acid)に合成されて,核酸合成阻害効果を示す.普通経口的に1日50-150mgを単独またはステロイドホルモンと併用して用いる.また多剤併用療法の1つの薬剤としても用いられる.副作用は骨髄抑制,胃腸障害,肝障害,ときに口内炎などである.また近年は免疫抑制剤として,自己免疫疾患などにも用いられる.
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