検査室の用語事典・11
血液学的検査
寺田 秀夫
1,2
1聖路加国際病院内科
2臨床病理科
pp.1474-1475
発行日 1972年11月15日
Published Date 1972/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907865
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72) Thrombocytopenic purpura;血小板減少性紫斑病
原因不明の特発性血小板滅少性紫斑病(ITP)と骨髄造血機能の低下に基づく骨髄巨核球の減少による続発性血小板減少性紫斑病に分類される.前者は自己免疫疾患とされ,骨髄巨核球は減少せず急性型は小児に,慢性型は思春期以後の女性に多く,ステロイド剤,代謝括抗剤,摘脾などが有効.後者は再生不良性貧血,白血病,抗癌剤の長期投与,放射線障害などの場合である.
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