特集 日常診療で診るCKD―乗り遅れないための最新情報
CKDの原疾患
高尿酸血症とCKD
宮田 大資
1
,
高田 龍平
1
1東京大学医学部附属病院薬剤部
キーワード:
尿酸降下薬
,
キサンチン酸化還元酵素
,
尿酸トランスポーター
,
ABCG2
,
URAT1
Keyword:
尿酸降下薬
,
キサンチン酸化還元酵素
,
尿酸トランスポーター
,
ABCG2
,
URAT1
pp.563-566
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000783
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Headline
・血清尿酸値は尿酸の合成と排泄のバランスにより制御されており,そのバランスの破綻により生じる高尿酸血症では,尿酸産生抑制薬や尿酸排泄促進薬などの尿酸降下薬による治療が考慮される.
・腎機能が低下した慢性腎臓病(CKD)患者では,尿酸排泄促進薬の薬効が不十分となる可能性があり,一部の尿酸産生抑制薬も薬物動態の観点から注意が必要となる.
・近年,高尿酸血症が慢性腎臓病に寄与する可能性が示唆されてきているものの,今後の情報の蓄積が望まれる.
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