特集 日常診療で診るCKD―乗り遅れないための最新情報
CKDの原疾患
脂質異常症・メタボリックシンドロームによるCKD
孤杉 公啓
1
,
鶴屋 和彦
1
1奈良県立医科大学腎臓内科学
キーワード:
慢性腎臓病
,
リポ蛋白代謝
,
中性脂肪
,
HDLコレステロール
,
フィブラート系
Keyword:
慢性腎臓病
,
リポ蛋白代謝
,
中性脂肪
,
HDLコレステロール
,
フィブラート系
pp.567-571
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000784
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Headline
・慢性腎臓病(CKD)ではリポ蛋白代謝異常が生じることで,高中性脂肪血症や低HDLコレステロール血症の合併頻度が高くなる.
・これまでの観察研究の結果から,高中性脂肪血症や低HDLコレステロール血症は,CKDの進行と関連すると示唆されているが,フィブラート系薬による治療介入の有効性についてはエビデンスが十分ではない.
・ペマフィブラートは胆汁排泄性の新規のフィブラート系薬であり,従来のフィブラート系薬と比較してCKD患者においても安全性が高い.
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