特集 ココが変わった 肥満症診療の最前線
肥満症診療ガイドライン2022
「肥満症診療ガイドライン2022」について
芳村 魁
1
,
廣田 勇士
1
,
小川 渉
1
1神戸大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌内科学部門
キーワード:
肥満症診療ガイドライン2022
,
オベシティスティグマ
,
高度肥満症
,
小児の肥満と肥満症
,
高齢者の肥満症
Keyword:
肥満症診療ガイドライン2022
,
オベシティスティグマ
,
高度肥満症
,
小児の肥満と肥満症
,
高齢者の肥満症
pp.138-141
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000575
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Headline
・わが国では成人の肥満者の割合が年々増加しており,肥満症患者への対応の重要性は高まっている.一方で,肥満に関連した健康障害についての認知度は低い水準にあり,肥満症に対する社会の認知度の向上は重要な課題である.
・「肥満症診療ガイドライン2022」では,「高度肥満症」「小児の肥満と肥満症」「高齢者の肥満と肥満症」「肥満症治療薬の適応および評価基準」の4つの新たな章を設け,肥満症診療における最新の知見がまとめられている.
・肥満症の治療目標は,肥満・肥満症をもつ個人のQOL向上であり,肥満症治療と同時に,メンタルヘルスの評価や社会への対応を含めた社会的・心理的サポートが重要である.
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