特集 ポストコロナ時代の感染症診療
第I章 感染症診療総論
8 発熱とリンパ節腫脹の考えかた
鈴木 圭
1
,
山口 貴則
2
1三重大学医学部附属病院感染症内科
2三重大学医学部附属病院感染制御部
pp.40-44
発行日 2023年3月23日
Published Date 2023/3/23
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000122
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Summary
1.発熱を伴うリンパ節腫脹の鑑別は多岐にわたるが,大きく①感染性(炎症性),②非感染性(多くは腫瘍性,ときに膠原病)に大別して考える.
2.発熱の程度,腫脹したリンパ節の性状,部位(局所性か,全身性か),血液検査などを参考に鑑別を進める.
3.直ちに精査・治療が必要なのか,慎重にフォローアップが可能なのか,鑑別を考えながら時間軸を意識した診療が重要である.
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