特集 妊婦の健康状態・生活習慣が胎児に及ぼす影響
2.妊婦の飲酒
平井 千裕
1
,
牧野 真太郎
1
1順天堂大学産婦人科
キーワード:
飲酒
,
胎児性アルコールスペクトラム障害
,
fetal alcohol spectrum disorders
,
FASD
,
fetal alcohol syndrome
Keyword:
飲酒
,
胎児性アルコールスペクトラム障害
,
fetal alcohol spectrum disorders
,
FASD
,
fetal alcohol syndrome
pp.1871-1877
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000695
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妊娠中の母体飲酒は,妊娠中の胎児発育不全などの異常に加え,胎児性アルコール・スペクトラム障害(fetal alcohol spectrum disorders:FASD)を引き起こす可能性がある.近年FASDは世界でも注目されている疾患で,現状で診断されているよりもずっと高い有病率であると考えられている.妊娠中に飲酒しないことで防げるものであるため,一般的認識を広め,診断技能の確立や研究支援および社会的ネットワークの設立が求められる.
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