増大特集 学術研究支援の最先端
Ⅲ.コホート・生体試料支援プラットフォーム(CoBiA)
ⅰ.コホートによるバイオリソース支援
飲酒発がんメカニズムに迫る:ALDH2多型を用いた媒介分析
松尾 恵太郎
1
Matsuo Keitaro
1
1愛知県がんセンターがん予防研究分野
キーワード:
飲酒
,
発がん
,
媒介分析
,
ALDH2
,
症例対照研究
Keyword:
飲酒
,
発がん
,
媒介分析
,
ALDH2
,
症例対照研究
pp.478-479
発行日 2024年10月15日
Published Date 2024/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201937
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飲酒は量にかかわらず発がんリスクを上昇させる。日本人を含む東アジア人ではALDH2酵素のrs671遺伝子多型が存在し,飲酒量に影響を与える。非活性アレルを持つ人は少なく飲む一方,多量飲酒で発がんリスクが高まる遺伝子環境相互作用が存在する。媒介分析はrs671の相反する効果を分解して評価することで,飲酒による発がんメカニズムへの理解を深める。
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