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しつけの方法が,脳の構造と成人期のメンタルヘルスに及ぼす長期的影響
榊原 洋一
1
1お茶の水女子大学名誉教授
pp.151-151
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/ch.0000000782
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しつけの方法が,子どもの知的発達や社会情動スキルに影響を与えることは,これまでにコホート研究などで明らかになっている。特に「温かなしつけ(warm parenting)」と「厳しいしつけ(harsh parenting)」は子どもの社会情動スキルやQOLに重大な影響を与えることが示されている。また近年の脳科学的研究によって,子どもの精神発達や情動の発達には,脳の構造上の特徴があることも明らかになっている。
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