特集 どう対応? 集団生活での子どもの “困った” 行動~発達障害かもしれない?~
4 なぜ,その服がダメなのか? どうして,その服でないとダメなのか??
長尾 靖子
1
1関西医科大学総合医療センター小児科
pp.593-595
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/ch.0000000587
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味覚や聴覚,触覚などの感覚過敏は自閉スペクトラム症(ASD)の人に認められる症状のひとつです。しかし感覚入力の過敏や過鈍は,程度の差こそあれ発達障害のない人にも認められます。これをお読みの皆様のなかにも苦手な感覚があるという方がおられるのではないでしょうか。感覚過敏は同じ人でも環境等により強まったり,困らない程度になったり,変化することもあります。発達障害の有無にかかわらず,感覚の問題で困っている子どもへの対応について考えます。
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