特集 今おさえておきたい呼吸器診療
おさえておきたい呼吸器疾患の診断・治療 特発性肺線維症の治療 抗線維化薬の適応と効果,注意点
津島 健司
1
1国際医療福祉大学成田病院 呼吸器内科
キーワード:
アルゴリズム
,
肺疾患-間質性
,
Pirfenidone
,
肺線維症-特発性
,
Nintedanib
Keyword:
Algorithms
,
Lung Diseases, Interstitial
,
Idiopathic Pulmonary Fibrosis
,
Pirfenidone
,
Nintedanib
pp.1427-1432
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2023029164
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<Headline>1 特発性肺線維症(IPF)に対して,ピルフェニドン,ニンテダニブの有用性が示されているため,安定期IPFに関しては治療選択としてあげられる.2 進行性線維化を伴う間質性肺疾患に対しては,ニンテダニブが努力性肺活量(FVC)の年間減少率を有意に抑制した.3 治療戦略を練る際には,細胞性・炎症性病態が主か,線維化が主であるかを各種検査から判断していく必要がある.
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