特集 特発性肺線維症 診断・治療の最前線と患者支援の実践ポイント
特発性肺線維症の臨床上の諸問題 特発性肺線維症診断時に、家族と患者に伝えるべきこと
井端 英憲
1
1国立病院機構三重中央医療センター
キーワード:
医師-患者関係
,
インフォームドコンセント
,
真実の開示
,
医療従事者-家族関係
,
紹介と相談
,
Pirfenidone
,
服薬指導
,
患者ケアの継続
,
肺線維症-特発性
,
Nintedanib
,
家庭医
,
病診連携
Keyword:
Informed Consent
,
Referral and Consultation
,
Continuity of Patient Care
,
Physicians, Family
,
Physician-Patient Relations
,
Truth Disclosure
,
Professional-Family Relations
,
Idiopathic Pulmonary Fibrosis
,
Pirfenidone
,
Nintedanib
pp.485-490
発行日 2020年3月5日
Published Date 2020/3/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020163948
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>◎特発性肺線維症(IPF)の臨床経過の中で、診断時が安定期か緩徐進行期かを把握して、伝えるべき内容を選択する必要がある。◎IPFが致死性疾患であること、緩徐進行性・非可逆性疾患であることは必ず最初に伝えなければならない。◎IPFに推奨される治療薬は、現時点では抗線維化薬2剤しかないことを説明すべきである。◎IPFへの抗線維化薬は進行を抑制する治療であり、疾患修飾療法の考え方を説明しなければならない。◎IPFの抗線維化薬治療は病診連携で診療所でも継続可能であり、治療の場の選択を相談することは重要である。
Copyright© 2020 NANZANDO Co.,Ltd. All Rights Reserved.