特集 特発性肺線維症 診断・治療の最前線と患者支援の実践ポイント
特発性肺線維症のガイドラインの変遷
西岡 安彦
1
1徳島大学 大学院医歯薬学研究部呼吸器・膠原病内科学分野
キーワード:
診療ガイドライン
,
Pirfenidone
,
肺炎-特発性間質性
,
肺線維症-特発性
,
Nintedanib
Keyword:
Practice Guidelines as Topic
,
Idiopathic Interstitial Pneumonias
,
Idiopathic Pulmonary Fibrosis
,
Pirfenidone
,
Nintedanib
pp.432-436
発行日 2020年3月5日
Published Date 2020/3/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020163939
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>◎特発性間質性肺炎に対するわが国の解説書として『特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き』(以下、手引き)が作成されている。◎手引きは2004年に特発性間質性肺炎の疾患概念および分類の国際的整合性を目的に作成され、現在までに2回の改訂作業が行われ改訂第3版が使用されている。◎特発性肺線維症は、特発性間質性肺炎を代表する最も中心的位置づけにある疾患であり、治療薬としてのエビデンスのなかったステロイドや免疫抑制薬を使用していた時代から、エビデンスに基づく抗線維化薬を使用する時代を迎えている。◎2017年にわが国における特発性肺線維症治療の実情に合ったエビデンスに基づく『特発性肺線維症の治療ガイドライン2017』が発行され、抗線維化薬を中心とした最新の治療内容が記載されている。
Copyright© 2020 NANZANDO Co.,Ltd. All Rights Reserved.