特集 大きく進歩した造血器腫瘍の診断と治療
総論 白血病・MDSの分類と疫学
澤山 靖
1
,
宮崎 泰司
1長崎大学原爆後障害医療研究所 血液内科学研究分野
キーワード:
骨髄異形成症候群
,
骨髄増殖性疾患
,
変異
,
白血病-急性骨髄性
,
WHO分類
Keyword:
Leukemia, Myeloid, Acute
,
Myeloproliferative Disorders
,
Myelodysplastic Syndromes
,
Mutation
pp.742-747
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021232211
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<Headline>1 2017年に改訂されたWHO分類第4版(2017年改訂版)における骨髄系腫瘍ではこれまでの方法を踏襲し総括的な分類となっているが、遺伝子変異の重要性がより強調されている。2 疾患単位として特異的と考えられる遺伝子変異から、疾患単位特異性は低くなるものの病態と関連すると思われる遺伝子変異も取り入れられている。3 同時に、血液細胞の形態、骨髄生検像の判断についても重要性が示されている。
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