白血病診療essentials 日常臨床に必要な最新の診断と治療
WHO分類における白血病の位置づけ 臨床にどう生かすか
宮崎 泰司
1
1長崎大学 医歯薬学総合研究科原研内科
キーワード:
骨髄異形成症候群
,
染色体異常
,
白血病
,
白血病-急性骨髄性
,
白血病-慢性B細胞性
,
白血病-BCR-ABL陽性慢性骨髄性
,
骨髄腫瘍
,
白血病リンパ腫-前駆細胞リンパ芽球性
,
WHO分類
Keyword:
Chromosome Aberrations
,
Leukemia
,
Myelodysplastic Syndromes
,
Leukemia, Myeloid, Acute
,
Leukemia, Lymphocytic, Chronic, B-Cell
,
Leukemia, Myelogenous, Chronic, BCR-ABL Positive
,
Bone Marrow Neoplasms
,
Precursor Cell Lymphoblastic Leukemia-Lymphoma
pp.191-198
発行日 2010年8月1日
Published Date 2010/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010289022
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
第4版WHO分類の白血病関連疾患では、遺伝子による病型の記載が進められた。全体としては種々の検査法、臨床病態を取り込み、造血器腫瘍の全体を取り込もうとする集学的、包括的なアプローチによる分類である。臨床応用上は、白血病関連疾患を疑うときには染色体所見が重要な情報となる。その際、可能であれば遺伝子検査に検体を確保する。染色体・遺伝子情報の重要性に加えて、臨床所見、形態情報も診断に重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2010