特集 350人に1人 一般内科医が診る人工透析患者
人工透析療法の現状 長時間・頻回透析
友 雅司
1
1大分大学医学部附属臨床医工学センター
キーワード:
血液循環
,
血液透析
,
在宅血液透析
,
腎不全-慢性
,
医療廃棄物処理
,
血液濾過透析
,
人工器官機能不全
,
診療ガイドライン
,
低リン酸血症
,
病院配送システム
,
自己負担
,
高リン酸血症
,
汚水
,
ドライウェイト
Keyword:
Blood Circulation
,
Hospital Distribution Systems
,
Financing, Personal
,
Renal Dialysis
,
Hemodialysis, Home
,
Hypophosphatemia
,
Kidney Failure, Chronic
,
Hemodiafiltration
,
Practice Guidelines as Topic
,
Medical Waste Disposal
,
Prosthesis Failure
,
Waste Water
,
Hyperphosphatemia
pp.1435-1438
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021186871
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<Headline>1 わが国では長時間透析の患者は、血液透析(HD)では1.2%、血液透析濾過(HDF)でも1%をしめるのみである。2 頻回透析は2015年のデータで197名のみである。3 長時間透析、頻回透析により循環動態安定、高血圧の是正、高リン血症の是正が可能となる。4 頻回血液透析では医療器材(ダイアイライザ、回路等)の使用量の増加、バスキュラーアクセスの荒廃、長時間透析では溶質除去の過剰除去等が問題となる。5 頻回血液透析(在宅血液透析)においては患者の自己負担が大きな支障となっている。
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